黄金律その七 ご飯を看板メニューに

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最近、増えては来ましたがまだまだ少ないのがごはんが選べるお店です。

そばかうどん、パスタも色々選べるにも関わらず
ご飯は白飯だけ、雑穀入りを出してるお店はまだ良い方ですが、
米は一品種を使っています。某中華料理店では、白飯とチャーハン用は品種を変えています。
高級中華のお店なので可能と言ってしまえばそれまでなのですが
高級と言えどもしない店はしないので、やはり、お客様第一主義の
現れと言えると思います。

昔から繁盛店を作ろうと思えば美味しいごはんを出す事だと言われています。

では、美味しいごはんとは何でしょうか?

基準がとても曖昧で、定義するのがとても難しいのです。
それは感覚の世界ですので当然ですが。
しかし「ごはんが美味しい」と感じる要素はいくつかあるので列挙したいと思います。

① お米本来の美味しさ
② 炊き方による美味しさ
③ 説明や背景などのストーリー性から来る美味しさ
④ 器や演出による美味しさ
⑤ 料理との相性による美味しさ

などです。

「ごはんが美味しい」と感じる要素は多岐にわたり存在しています。
ですので、高級米を使えば美味しい、安いから美味しくないと言った単純なものではない訳です。

では、他店と差別化する為には

どのようにして、お客様に「ごはん」の美味しさをわかって頂けるか

が重要になってきます。

「コシヒカリ」と「ひとめぼれ」の食感の違いを明確に言えるでしょうか?
口に入れた時の感じ方の違いです。
夏メニューには「あきたこまち」、冬メニューには「コシヒカリ」
と言った具合に変えてみるのはエントリーし易いかもしれません

また、お茶碗の形状や盛り付けに変化を持たせるのも趣きがあり
効果的と言えます。
「ごはん」をメニューの看板に据えることで可能性の幅も広がるので
チャレンジしてみてはいかがでしょうか?